受賞しました
グッドデザイン賞2014 GOOD DESIGN AWARD 2014
「近江八幡の家」と「花しょうぶ通りの家」の2作品がグッドデザイン賞2014をダブル受賞いたしました。
滋賀県の建築家としては新築住宅とリノベーションでの受賞は初の快挙になります。
受賞年鑑 GOOD DESIGN AWARD 2014 掲載
近江八幡の家は車椅子利用者のための平屋の個人住宅、花しょうぶ通りの家は江戸後期の町屋のリノベーションの個人住宅でそれぞれ特徴のある住空間です。
近江八幡の家の審査委員の講評
車椅子の居住者のために、動線計画や浴室のしつらえ等、非常に丁寧に設計されており、しかもそれがとても高いデザイン性を備えている点が高く評価できると思います。この住宅はあくまで一人のクライアントとの対話から生まれたものと思いますが、これからの高齢化社会を迎える戸建て住宅として、様々なヒントを与えてくれる提案になっていると思います。
担当審査委員| 古谷 誠章 (ユニット長) 篠原 聡子 難波 和彦 日野 雅司 松村 秀一
花しょうぶ通りの家の審査委員の講評
城下町彦根中心市街地の花しょうぶ通り商店街に面するに江戸時代後期の町屋のリノベーションである。道路際まで個室になっていた1階前面を、土間的なサロンと駐車場に変えることによって、町に開かれたコモン的な空間とし、その奥の和室を客間的な空間としている。生活空間はすべて2階に上げ、一部を吹抜けとすることによって1、2階をつなげ、古い軸組を表わしている。既存建物に大幅に手を加えることによって、現代の生活に合った住宅に変えるとともに、かつての町屋の雰囲気を取り戻した、果敢なリノベーションの試みである。
担当審査委員| 古谷 誠章 (ユニット長) 篠原 聡子 難波 和彦 日野 雅司 松村 秀一
概要
グッドデザインアワード
主催:公益財団法人日本デザイン振興会
後援:経済産業省/中小企業庁/東京都/日本商工会議所/日本貿易振興機構(JETRO)/国際機関日本アセアンセンター/日本放送協会/日本経済新聞社/読売新聞社
概要
グッドデザイン賞は1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザインを評価・推奨の運動です。
これまで55年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は39,000件以上にのぼります。
今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。
グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。