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米原の家
滋賀県米原市/2022年
家族構成 2世帯住宅
構造規模 木造、地上2階
計画期間 設計12ヶ月、施工11ヶ月
延床面積 213.54平米(1F/151.96平米、2F/61.59平米)
敷地面積 383.01平米
2世帯住宅水回り(キッチン、浴室、洗面、トイレ)各世帯独立
薪ストーブ(ネスターマーティンS43)
床暖房 瓦屋根
写真 川村憲太/tametoma
両親の将来のことを考えられて、子世帯と親世帯が一つ屋根の下で暮らす2世帯住宅のご依頼でした。条件は各世帯それぞれにキッチン、洗面、浴室、トイレを独立して設けること。それぞれ1階に生活空間をまとめること。親世帯は床暖房、子世帯は薪ストーブを設置すること。屋根は瓦屋根とすることでした。
敷地は約120坪弱のL型形状で道路に面して6台の駐車スペースと奥の既存の農機具倉庫にアクセスできることが希望だったので、駐車場の配置計画から自然と形が決まりました。
玄関は子世帯、親世帯の中心に設けて玄関ホールからそれぞれ扉一つ挟んでリビングにつながる構成としました。玄関とは別に各世帯それぞれの勝手口も駐車スペースに近いところに設けることで各世帯の独立性を持たせました。
集落内の他の建物は瓦屋根の家が多いことから周囲の景観に配慮して瓦を使いながらも大きな屋根が特徴的な外観デザインとし、屋根勾配と合わせた子世帯のリビングは薪ストーブを中心とした天井の高い開放的な空間に仕上がりました。親世帯は生活動線を第一にストレスなく暮らしやすいよう65㎡とコンパクトにまとめました。将来的に年齢を重ねた時や介護が必要になった時にも安心して生活できるよう車椅子でも通れる幅の引戸や空間に余裕のあるトイレなど過去に設計してきた車椅子や介護に配慮した住宅の設計経験を活かした住まいができました。