タクタク一級建築士事務所 滋賀県・京都府の建築設計事務所/建築家 滋賀・京都で建築家と建てる家

浜松西の家
静岡県浜松市/2022年

家族構成 夫婦40代、お子様2人
構造規模 木造、地上2階
計画期間 設計9ヶ月、施工8ヶ月
延床面積 132.34平米(1F/104.52平米、2F/27.82平米)
敷地面積 436.7平米

長期優良住宅
耐震等級3
省令準耐火構造

構造設計 安江一平/ワークショップ
写真 川村憲太/tametoma

静岡県浜松市の郊外の旗竿敷地に建つ家族4人の住まいである。
隣地の北、東、西側は建物に囲まれており、竿部分にあたる南側は唯一囲まれることなく、光と風が通り抜ける。

敷地のポテンシャルを掬い取るように、敷地境界に沿って建物をぐるっと配置して庭を囲い、プライバシーを確保した。中庭は閉塞感が出ないように、南側は建物で囲わないようにして、格子の塀によって緩やかに周囲の環境に開き、明るい風通しのよい外部空間をしつらえた。

一方、内部はリビングダイニングと中庭を包み込むように玄関やトイレ、キッチン、クローゼット、寝室を配置することで家全体に落ち着きと安心感をもたらした。さらに、楢の建具、タモの壁としての格子を所々に点在させて、空間に奥行きを付加した。

片流れの大きな一枚の屋根は室内から中庭に向かって低く抑え、明るい庭に向かって張り出して深い軒をつくり出している。深い軒下には腰掛けたりくつろぐための縁側を用意して、内部と外部が積極的に関わるキッカケをつくり、外部環境と室内をグラデーショナルに繋いだ。

中庭にあるモミジや格子、縁側、ソファ、テーブル、様々なモノたちが、内部と外部が分け隔てなく、日常の風景に馴染むことを試みている。