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吹田の家
大阪府吹田市/2019年
準防火地域
家族構成 夫婦30代*設計依頼時
構造規模 木造、地上2階
計画期間 設計8ヶ月、施工4ヶ月
延床面積 104.46平米(1F/52.23平米、2F/52.23平米)
敷地面積 102.87平米
写真 川村憲太/tametoma
大阪府吹田市、幹線道路にほど近い住宅地。
周囲はぎりぎりまで住宅が建て込んだ準防火地域の30坪ほどの敷地に30代の子育て世代が安心して暮らせる住まいが求められました。
敷地を有効に活用するため60%の建ぺい率を最大限確保できるよう建物の外形は約6m×10mの長方形に。
西面が前面道路、南面には隣地境界ぎりぎりまで2軒の住まいが接している厳しい環境の中。プライベートな空間を確保するため正面から一番奥の南東角に約2m×3mの中庭を計画しました。
この中庭を囲むように1階のリビング、2階の寝室、洗面を配置しました。面積的には小さな中庭ですが完全にプライバシーが守られた自分達の空間からは光が射し込み風が流れます。北側、南側の隣家の生活を感じないよう窓を中庭側へ集中して計画することで精神的にも開放的で落ち着いた空間で暮らせる空間が実現しました。
外部は切妻屋根でガレージ部分だけセットバックした外壁面がそのまま特徴となる黒い板張りのシンプルなデザインです。内部は北欧ヴィンテージの家具が違和感なく調和するようオーク材の床やウォールット材の天井、グレーの壁など素材感を大切にしました。2階の中庭に面する洗面や寝室などは白を基調とした明るく清潔感のある空間に。脱衣室を別に設けることで洗面空間は大容量の家族クローゼットを一室とし家事の動線が最短で無駄がなく生活しやすい空間に仕上がりました。