タクタク一級建築士事務所 滋賀県・京都府の建築設計事務所/建築家 滋賀・京都で建築家と建てる家

近江八幡の家Ⅱ
滋賀県近江八幡市/2015年


家族構成 ご夫婦30代+お子様2人+祖母*設計依頼時


計画期間 設計4ヶ月、施工7ヶ月
構造規模 木造、地上2階
延床面積 163.77平米(1F/105.8平米、2F/57.96平米)
敷地面積 229.51平米


家具 N-DESIGN
写真 川村憲太/tametoma

滋賀県近江八幡市。分譲住宅地の入り口角に位置する約65坪の矩形の敷地。すぐそばには小学校があり通学路にも面した環境でプライバシーに配慮した住まいを望まれました。家族はご夫婦と小学生のお子様2人、祖母との2世帯住居。


1階にLDKと水回り、祖母の個室、2階に寝室、子供室などの個室を配置。クライアントの希望として1階のリビングには3.2mのソファを置かれることが条件に挙げられていました。そこでリビングは4.5m×4.5mの平面空間に天井高さ3.5mのボリュームを確保。敷地の建ぺい率から確保できる最大限の空間をリビングとしました。


1階、2階ともに直線的な廊下を軸に各室へ接続する配置計画とし、移動のための廊下空間を晴れやかな空間としてデザイン。
ステンレスで製作した玄関扉を開けると明るく広々した廊下が平面構成の軸となり、階段によって1階と直行する方向へ2階の廊下が続きます。一筆書きの動線は最小限の長さから最大限の距離感を生み出します。1階床は玄関からリビングまで大判のタイル仕上げとし、キッチンも床タイルから隆起したボリュームとしてシームレスに現れます。硬質なリビング空間には柔らかなレースを通した光が優しく満たす、大人の上質な空間が実現しました。