滋賀県長浜市の中心市街地に位置する運送会社の事務所建築です。
元々敷地内のプレハブで営業されていた機能を移転できるよう新築しました。

事務所機能としての執務室と応接室を一つの空間の中で緩やかに領域を分けて配置。
無垢のメープル材の床にシナ材の天井で仕上げました。シナ材はホワイトワックス仕上げとすることで柔らかい木の質感を感じさせます。

外部は会社のイメージカラーである赤のガルバリウムでエントランス部分に看板としてのボックスを浮かせた形態とし、雪の積もる長浜の地域性から冬は風除室になるよう開閉可能な２重扉を設置しました。
冬以外は壁として納まり冬場は90度開閉することで扉としての機能を有します。外観は3面道路に面する敷地環境から、どの角度からも見えても屋根の角度が違う印象に残るデザインとしました。