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テキストデータ
開放的なLDK、広いテラス、デザインが光る空間。
’お気に入り’をちりばめたシンプル&コンパクトな家
「賃貸住宅で家賃を払うより、わが家をつくろう」と、Iさん夫妻は家づくりをはじめた。予算が限られている中でも、「もともと余分な部屋は要らないと考えていたので、シンプルでコンパクトな家に。さらに、室内は明るく、外ご飯も楽しめる家にしたかった」と、夫妻は振り返る。完成した住まいは、LDKや水まわりのほかに2つの個室を備えた平屋の家。どの部屋も吹き抜けて天井が高く、日差しが入って明るい。とくにLDKは、「窓を開ければ風が入って爽やか。吹抜けの高窓からも日が注いで明るく、気持ちいい」と妻。夫も吹抜けの開放感がお気に入りで、「のんびりした気分で過ごせる」と満足な様子だ。
内装は、「インテリアが映えるように」という設計担当者の提案により、壁を白で統一。さらに、「空間がおしゃれだと嬉しい」という妻の希望から、オリジナルの洗面台や鮮やかな塗り壁のトイレなど、デザインを意識したものをポイント的に取り入れた。妻は「お気に入りに囲まれた暮らしは、何をするのも楽しい気分でできます」と嬉しそうだ。
また、夫妻の憧れだったLDKから続く広いテラスも実現。「ここでお茶をしたり、食事をしたり。夏は子どもと水遊びをして楽しんでいます」と、気兼ねなく暮らせる毎日を満喫している。
希望が叶ったおしゃれな住まいでのんびり暮らすIさん夫妻だが、家は計画段階で仕様の一部を変更したのだそう。「途中でフラット35Sの適用を受けることにしたので、高窓はLOW−Eガラスを使い、断熱材なども性能を上げてもらいました」と夫。家の快適性が高まってなお、当初の予算とほぼ同等なのは、デザインとコストが両立できる内装材に厳選し、洗面台やカウンター類を大工職人だけの製作にするなど、設計担当者によるさまざまな工夫があったから。それがかえって、シンプルな美しさを引き出し、夫妻の希望を叶えることにつながった。
(文・編集部)